2人でやるトランプ、楽しむためには技術が要りんす
今宵はアキコ、友人宅にてトランプをするという少々イカした夜遊びをしておりました。
というのも、私の友人は発達障害のあるお子さんの支援をするようなバイトをしておりまして、「こんど自閉症の子とトランプしやうと思ふねん」と仰せだったのです。
そこでバイトで使えるトランプゲームを習得すべく、私は友人と共に2人で楽しめるトランプゲームとはなんぞや、と実践形式にて議論を開始したのであります。
恐らくトランプ世代の最終世代、20代にあたる私たちは、トランプを用いたゲームの種類を実はそんなには知りません。
知らぬことはググって学ぶ、現代の基本に則って、私たちは「ダウト」なるゲームを習得することにいたしました。
「ダウト」とは、1から順に持ち札からカードを伏せて出し、「相手は2と言いよるが、2以外のカードを出したに違いない」という疑惑の念を抱いた途端に「ダウト!」と叫ぶ。嘘がバレたら出されたカードはごっそり手元に引き渡され、手元のカードを早くなくそうと引き続き上手に嘘をつき続ける。そんなゲームなのでございます。
これ、複数人でやると誰がどのカードを持っているのか分かりにくく、適度にほどよく「ダウト!」と言いまくることにより盛り上がるゲームです。
しかしながら、これを2人でやろうとすると、なかなか嘘が嘘だとバレやすく、刺激的な「ダウト!」の叫びもなかなか生きてこないのです。
トランプゲーム、必死でやるのもいいですが、そんな時には「楽しもうとする努力」が必要となりましょう。楽しみにくい状況におかれたならば、楽しむための工夫をいたしましょう。
そう思った私たちは、最初に配るカードの枚数を変えてみたり、手持ちの枚数を隠してみたり、様々ルールの見直しを行いました。
ふむふむ、楽しむためにもある種の努力や工夫が必要なのね、今宵はそのようなことを実感したのであります。
楽しくない、面白くないとすぐに人生諦めモードに突入するのはよしていただき、楽しくするには、面白くするにはどうすればいいかしら?と朗らかに生きて参りましょう。
人生楽しんだもん勝ち、誰が言い出したのかは存じませんが、大変ごもっともなご意見でございますね。
ヒラツカアキコ